日本語研修と日本文化や生活様式を学ぶ目的で韓国水原市の高校生を中心とした三十人の留学生が一月三日から約一カ月間、東川町に短期留学している。

 東川町と学校法人北工学園北海道環境福祉専門学校(東川町進化台)が共同で行っている事業で、昨年の夏以来二回目となる。旭川市の姉妹都市、韓国水原市には日本企業も進出している。そうした企業や日本で働きたいという学生も多く、日本語の学力が重要視されている。

 留学生たちは寮生活を送りながら午前は同校で日本語の授業を受け、午後にはスキーや動物園見学なども体験している。

 十五日には、同町で十六日から開催される東川氷まつりの雪像作りに挑戦した。吹雪と寒さの中、ほぼ全員が雪国初体験ながらも協力して弥勒菩薩像作りに励んだ。この春から旭川大学に進学が決まった高校三年生の白幼羅(ベクユラ)さんは「北海道の雪景色の美しさに感動しました。雪像作りは難しいけれど皆が協力して取り組むことは素晴らしいです」と上手な日本語で話した。