旭川香川県人会の新年会が二十三日、ロワジールホテル旭川で開かれ、会員約三十人が出席した。会場には香川県の真鍋武紀知事や東かがわ市の藤井秀城市長も顔を見せ、一段と賑わいのある集いになった。

 会長の大廣泰久さん(一印旭川魚卸売市場社長)は「私たちの心のふるさとである香川県から真鍋知事らをお迎えでき、大変うれしく思います。旭川は今年開村百二十年を迎えますが、その当時に入植した先人たちの志を思えば、現在の困難な状況を乗り越えることができるはずです」と新年への決意を披露。

 また真鍋知事は、最近の香川県の動きについて詳細に語った。「昨年から始めた“年明けうどん”が好評で他県から多くの人たちが食べに来てくれています。うどんを赤色が付いた人参やかまぼこなどと一緒に食べると幸せになることができると、全国的なブームになりつつあると聞いています。また、今年は世界中の有名なアーティストら四十人ほどが瀬戸内の七つの島に集まる瀬戸内国際芸術祭が開かれます。みなさんも是非、うどんを食べに、また芸術祭への参加に香川県を訪れてください」と呼びかけていた。

 顧問の六車寛さん(ふじ会長)の音頭で、さぬきワインで祝杯後、懇親会に移り、出席者は祖先のふるさと香川を酒の肴に楽しいひと時を過ごした。

 同県人会は一九八五年(昭和六十年)に発足。現在、三十五人ほどの会員がいる。