手塚治虫ファンでつくる同好会「アトムの会」(氏家正実代表)が十四日午後二時から、旭川市民文化会館大会議室でイベントを開きます。旭川生涯学習フェアまなびピア・あさひかわの一貫です。

 当日は、手塚漫画「雨ふり小僧」の画像をスクリーン上映し、地元劇団のシアターコアの団員がその場で吹き替えするライブを上演します。

 雨ふり小僧は、手塚治虫のライオンブックスシリーズに収録された短編で、妖怪と人間との出会い・つながりを描いたファンタジーです。後年にアニメ化されていますが、今回は単行本の絵をそのまま上映します。

 アトムの会事務局の稲垣陽一さん(57)は「当会がこうしたアフレコのイベントをするのは三度目です。単なる上映会では味わえない、ライブならではの臨場感があります。ぜひ多くの人に観に来て頂きたい」と話しています。

 入場チケットは、中学生以上前売り二百円、当日三百円。小学生以下は無料。冨貴堂各店で取り扱っています。

 ライブ終了後にはアニメの無料上映(鉄腕アトム、ふしぎなメルモ、山太郎かえる)があります。また十二日から十四日まで、旭川市民文化会館の一階エントランスで「アトムの会」の二十年を振り返る展示会も開きます。メインの展示は、旭川市科学館「サイパル」のオープン記念特別企画に際し、アトムの会が全面協力して制作した「ロボット展」のリーフレット拡大版です。

 イベントに関する問い合わせは、もぐらや(TEL51―4159)へ。