旭川冬まつりが開幕した六日、三条買物公園で道行く人たちに温かな甘酒が配られた=写真。

 買物公園を元気にしようと市内三ノ八の川瀬呉服店の川瀬善孝社長が中心になり、有志の人たちの協力で今年初めて行った。

 「観光客に旭川は気温は低いけど温かなまちだと思っていただけるよう、また、買物公園の活性化のために企画しました」と川瀬社長。用意した甘酒は五百人分。この日の気温は日中でもマイナス七度と冷え込んでいて、買い物客やまつりを楽しむ人たちが次々に足を止め、温かな甘酒を手にしていた。

 市内南の新谷正行さん(86)は「これから冬まつり会場まで歩いて行きます。買物公園で甘酒をいただけるとは思わなかった。身体も心も温まりますね」と笑顔で話していた。