「小さな小さな雪祭り」が十四日、市内西神楽南一ノ一の広場で開かれた。今年で五回目になる。

 雪像は全部で十六基。西神楽保育園の園児や先生、小学生、西神楽柔道少年団、そして地域の人たちが作った人気キャラクターなどの作品が並んだ。メイン雪像は、自衛隊員十人の協力で珍獣ハンターこと、お笑いタレントのイモトアヤコがモデルで、滑り台も含めて幅八メートル×高さ六メートルの大きなもの。

 ジンギスカン、そば、うどん、やき鳥などが無料で食べ放題。スノーモービルや餅まき、ゲームなど、会場に来場者の歓声が響いた。

 五年前、地域にある成澤工業の成澤弘社長が、高齢者が多くなってきた地域の活性化を目的にスタートした。かまくらでも作って遊ぼうかということで四個のかまくらを作ったのが始まり。年ごとに人の輪が広がり、今年は西神楽中央四区町内会(塚形敏雄会長)の協力で開催した。

 一カ月前から雪を運んでコツコツと準備を進めてきた。「子どもやお年寄りが喜んでいる顔を見ると、やって良かったと思います。今後も続けたいですね」と成澤社長は笑顔で話していた。