男山(永山二ノ七)恒例の第三十二回「男山酒蔵開放」が十四日に開かれ、大勢の市民や観光客が訪れた。来場者数は一万二千人を超え、例年を上回るにぎわいだった。

 メイン会場の前庭には、かめ仕込み酒やほんのり杉の香りが漂う樽酒の無料試飲コーナーが設けられた。今年は「マイぐい呑み」を持参する来場客も多かった。同社では環境と資源保護の目的で数年前から、「マイぐい呑み」の持参を呼びかけていて、その数は年々増えてきているという。

 売店では斗瓶どり吟醸原酒や一升杉樽などの当日限定の酒や、酒粕を使った饅頭が売られ長い行列ができた。旧正月の時期ということもあり、アジアからの観光客も多く、お土産を買い求める姿も見られた。屋台コーナーではそばやうどんを美味しそうに食べる家族連れなども目立ち、大いに盛り上がった。