年金実務者に向け「特別研修」 服部年金企画 5月に旭川で開催

 服部年金企画(東京都中野区)の年金特別研修が五月二十二日、旭川ターミナルホテル(宮下七)で行われる。社労士、ファイナンシャルプランナー、役場の年金担当者、金融機関の職員など、年金実務に携わる人に向けた基礎講座。

 同社は首都圏、大都市圏を中心に年金実務者を対象とした多くの講座を開講しており、その内容が優れていることが業界内で知られている。同社社長の伊東勝己さんと、旭川の社会保険労務士・松嶋東洋さんとの交流から、旭川での特別研修が実現した。

 当日は伊東さんのほか、社労士の熊谷たか子さん(札幌)、同じく高松裕明さん(滝川)の三人が講師を務める。午前九時半から午後四時半まで、次の内容で年金実務の骨格を学ぶ。

  • 老齢厚生年金と厚生年金基金の関係(高松)
  • 老齢厚生年金の請求手続きの相談例(熊谷)
  • 障害年金での初診日、障害認定日とは(高松)
  • 障害年金の請求手続きの相談例(熊谷)
  • 年金相談の本質(伊東)

 伊東さんは「公的年金は、“将来は破綻する”など歪曲された報道があり、そのため物価スライド制や終身給付など、民間の年金にはない本来の良さが伝わっていない。旭川の年金実務者には、今回の研修を一つの起爆剤にして、認識を新たにしていただきたい」と話している。

 受講料は一万二千円。定員五十人。申し込みは服部年金企画(TEL03―5348―6550、またはホームページhttp://www.hattori-nenkin.co.jp)へ。問い合わせは同社(TEL03―6427―8688)まで。