タンスで眠る着物をお洒落で機能的な普段着にリメイクするサービスを行うあづま家が今年の一月で開業二十年を迎えた。

 オーナーの松本セイ子さん(62)は「開業当初のお客様は七十、八十代になり、なかなかお店に足を運ぶのも困難になってきました。お客様を待つ従来のスタイルから、お客様のところへ出向くというスタイルになる時がきたのかなと思います」と話す。

 そこで考えたのが、市内の四カ所の住民センターと、八カ所の地区センターを利用した移動店舗だ。東西南北バランス良く巡回が可能で、今年になって住民センターを一巡し、手応えも感じている。きょう十六日は、午前十時半から神居住民センター(神居二ノ一)で、「こだわりの創作手仕事展」を開く。

 今月は、二十、二十一日に豊岡地区センター(豊岡十一ノ三)で、二十四、二十五日は東部住民センター(東光五ノ二)でも、展示販売会を予定している。

 「リメイクの相談もお気軽にどうぞ」と松本さん。問い合わせは川端店(TEL54―7326)へ。