今年は旭川グランドホテル(西川明宏社長)の前身、ニュー北海ホテルが開業してプレ六十周年を迎える記念の年。同ホテルでは「温故知新」の年と位置づけ、ニュー北海時代の人気メニューの復刻やシティホテルとしての原点である「サービス」を前面に打ち出し、ドアマンの復活などを行ってきた。

 その伝統とノウハウを元に新しい婚礼のスタイルを提案する「グランドウエディングフェア」が四月四日午前十一時から開かれる。

 新プランやテーブルコーディネート、新作ドレスの発表のほかに、市内で活躍するネイリストの小川朋佳さんによるデモンストレーションも行われる。小川さんは昨年の「東京ネイルエキスポ2009」で準優勝した腕前の持ち主。その匠の技を間近に見ることができる。

 また、和室に椅子席を配し、会席料理で披露宴を行う、新しいスタイルの和会席もこの日発表する。

 加納真営業推進室長は「セレモニーだけにとどまらない『結婚』という行事をお手伝いしたい。会場やレストラン以外のロビーやエントランス、全てを取り巻く環境がホテルなのですから」と話している。