大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)が運営する市民のための自然観察講座「ひぐま大学」が五月から開講する第三十期生を募集しています。

 二年サイクルで実施する講座には、登山を主体にしたヌプリ(アイヌ語で山)コースと、山麓をトレッキングするニタイ(同・森)コースがあり、体力や興味に応じて選択できます。

 講座は、事前の室内セミナーとフィールド講座で構成されます。

 例えば、七月十一日の第三講座のヌプリコースは、富良野岳(一九一二メートル)の登山。ニタイコースは、富良野岳七合目展望台から、山麓の樹林やハイマツ群落、高山帯のお花畑の植生の観察。いずれのコースも、七月八日の室内セミナーで“予習”を行なって出発します。

 開講から二十九年が経ち、受講者は延べ千八百六十人にのぼる伝統と実績を持つ自然講座です。

 対象は、高校生以上。定員は三十人。申込金は五千円。フィールド講座の参加費は、五千五百円~八千円程度です。

 申し込み用紙は、秀岳荘旭川店(市内忠和五ノ四、TEL61―1930)と山工房(市内東六ノ一、TEL27―0166)に置いています。問い合わせは、渡辺さん(TEL61―3355)か、高祖さん(TEL53―3322)へ。