「まち再生に挑む人々への応援歌」――。旭川市民劇場の七月例会が二十三、二十四日の二日間、市公会堂で行なわれる。

 出し物は青年劇場の「シャッター通り商店街」。巨大ショッピングセンターの出現で衰亡の危機にある地域の商店街を再生しようと奮闘する人々を描く物語だ。旭川の買物公園や銀座通り商店街などで、まち再生に取り組む人たちにとって、ヒントや元気、勇気をもらえる舞台になるかもしれない。

 関東圏にある人口十五万人の花里市の一角、「すずらん通り商店街」にカレー店を開業しようと三年ぶりに帰郷した辰次(32)は、シャッター通りに変貌したまちに愕然とする。商店街の面々は、商店街に新しいショッピングセンターを誘致するか、それともあくまで再興に向けて踏ん張るか、いやいや商売とまちに見切りをつけてしまうか…、様々な思いの中で笑いと涙のドタバタを繰り広げ、辰二も巻き込まれて行く、というストーリー。

 脚本は、NHKの朝の連続テレビ小説「まんさくの花」や映画「釣りバカ日誌」などの脚本を手掛けた高橋政圀さん。

 二十三日は午後六時半開演、二十四日は午後一時半と同六時半開演。

 旭川市民劇場は会員制の演劇鑑賞会。入会金二千円、会費は、一般月額二千二百円、学生二千円、高校生五百円。年間六回、すぐれた演劇を鑑賞できる。入会申し込み、問い合わせは事務局(TEL23―1655)まで。