すべての肝炎患者の救済を求める全国センター(準備会・児玉義明事務局長)が、きょう十日午後一時半から、市民文化会館(七ノ九)会議室で、カルテのないB型・C型肝炎患者の相談会と「肝炎患者の救済を求める北海道の会」結成の集いを開きます。

 〇八年一月に制定された薬害肝炎救済措置法ではC型肝炎患者の九割以上はカルテが残っていないため、同法制定後二年半が経過した現在も約千五百人しかカルテ救済を受けたに過ぎません。この仕組みではC型肝炎患者のほとんどが救われないことになります。

 同センターでは、B型・C型肝炎患者の医療費と生活費を国に出させること、輸血、注射針、血液製剤による感染患者すべてに国が被害を償う補償金を平等に支払ことを国に求めています。

 当日はB型・C型の肝炎患者から感染の原因や調査方法、治療の仕方などの相談に乗り、裁判の見通しなどについて報告します。

 問い合わせは、同センターの児玉事務局長(TEL090―2450―7153)まで。