イタリア映画「ポー川のひかり」の上映会が九月二十五日、ディノスシネマズ旭川(大雪通五)で開かれます。旭川映画村(岡部賢一代表)が十九周年を記念して企画した自主上映会です。

 将来を嘱望された若い哲学教授。時代に絶望し、名誉も職も捨てて、光あふれるポー川のほとりに住み始め、流域住民にとけ込んでいく。その風貌から「キリストさん」と呼ばれる彼が、素朴な村人との交流を通して、生の息吹を蘇らせ、真実を見出して行く――。戦争、環境破壊、経済危機…、混迷し病める時代に、新約聖書の世界観から人生の豊かさとは何かを問う作品です。〇六年、九十四分の作品で、監督はエルマンノ・オルミ(イタリア)。

 (1)午後一時(2)七時の二回上映します。チケットは、一般前売り千三百円(当日千五百円)、小中高生は当日のみで千円。ディノスシネマズ旭川のほか、冨貴堂各店、こども冨貴堂、旭川市民劇場、旭川音鑑、コープさっぽろシーナ、ルミネ東光などで取り扱っています。問い合わせは長原さん(090―8896―9331)へ。