旭川市内に道立高等養護学校の設置を求める総決起集会と特別支援教育に対する理解を深めるための講演会が十一日午前九時半から、旭川グランドホテル(六ノ九)で開かれます。

 市内に居住している知的などの障がいのある子どもが中学卒業後進学する時、障がいの程度が重い場合を除いて、美深や雨竜、小平など遠方の道立高等養護学校へ就学するしかありません。その数は今年四月現在で八十人を超えています。

 親元を離れての寄宿舎生活は精神的にも、経済的にも大きな負担になっています。この集会と講演会は「障がいのある子どもたちにも、他の子どもたちと同じように自宅から通学させたい」という家族の思いを実現する目的です。

 講演は「発達が気になる子どもの理解と支援」と題して、旭川医科大学病院小児科子ども発達診療センター講師の荒木章子さんが話します。

 参加希望者は氏名(ふりがなも)・所属(学校名・保護者名)・電話とファクス番号を明記し、市教育委員会学校教育部教育指導室学務課(FAX24―6428)まで。電話(TEL25―7564)での申し込みも受け付けます。定員五百人に成り次第締め切ります。