旭川ゆかりの詩人・小熊秀雄(一九〇一―一九四〇)の生誕の日の九日、小熊秀雄賞市民実行委員会のメンバーが、常磐公園にある小熊の詩碑の清掃をした=写真。

 詩碑は、小熊賞がスタートする前年の一九六七年(昭和四十二年)、市民からの募金などで建立された。詩の一節「こゝに理想の煉瓦を積み ここに自由のせきを切り…」が、作家・壺井繁治の揮毫で刻まれている。

 賞を運営する実行委のメンバー五人が、竹ぼうきや雑巾を手に集まり、碑の周りの雑草を抜いたり、碑を拭いたりして三十九歳で夭逝した詩人の誕生日をささやかに祝った。