アイヌ民族の叙事詩・ユカラを「アイヌ神謡集」として著し、十九歳の短い生涯を閉じた知里幸恵(一九〇三―一九二二)の没後八十八年にちなんで、その足跡をたどり、彼女の闘いを心に刻む「知里幸恵を歩いた道のり」が二十五日(土)、ゆかりの地などで開かれます。知里幸恵を歩く会の主催です。

 午後三時半、幸恵さんが通学していた旭川区立職業学校跡地(現北都中学校門前・八ノ十六)に集合し、旭橋を渡って、川村アイヌ記念館前をたどり、幸恵さんの住居跡に立てられた銀のしずく記念碑(現北門中学校・錦町十五)までを歩きます。約六キロ、二時間の道のりです。

 午後六時半からは、旭川市民生活館(緑町十五、TEL52―8866)を会場に、詩人の新井章夫さんが「知里幸恵とその後」と題して講演します。参加は無料ですが、献金を募っています。

 問い合わせは、同会の中島さん(090―6219―0091)まで。