旭川藤女子高校(櫻庭弘子校長)のULコースの三年生十四人と市内や札幌で学んでいる海外からの留学生十人が核兵器廃絶について全て英語で討論する「高校生会議」が十月二十八日、同校で開かれた。

 ULコースは「使える本物の英語」を学ぶコースで、英語のみならずコミュニケーション力や自主性を養い、国際的人材の育成を目指している。この会議は三年間の総括を意味し、テーマ選びからプレゼンテーションの資料作成、運営、進行まで全て生徒が行う。

 午前中はグループごとにパワーポイントを使って核兵器の歴史や現状をプレゼンテーションし、午後はグループに分かれてディスカッションを行った。留学生の顔ぶれはスイスや韓国、ニュージーランド、タイ、ブルネイなど。それぞれの国の立場から、英語で核兵器について熱い討論が続いた。

 実行委員の及川みのりさん(18)は「核の問題は私たちの世代が考えなければならない重大な問題です。今回の討論会で世界の人たちの意見が聞けて、より実感できました」と話した。