金融機関を狙った強盗事件の発生が多発する師走を前に、模擬訓練が十日、旭川信金新旭川支店で行われた。

 旭川東署生活安全課の署員が拳銃を持った押し入った犯人役になり、「金を出せ」と脅し、金を奪って逃走したという想定。行員たちは対応マニュアルに従い、逃走する犯人に向けて目印用のカラーボールに見立てた水のボールを投げたり、警察への通報を行った。

 終了後、署員からの講評を受けた同支店の畑昭一支店長代理は「完全にマニュアルが頭に入っているつもりでも、実際に訓練の場になると、慌ててしまったり、現場保全が曖昧だったりと気が付くことも多かった。しっかりと修正したい」と話し、改めて気を引き締めていた。