版画家・造形作家の荒井善則さんが今秋、北海道文化奨励賞を受賞したのを記念する作品展がきょう七日から、デザインギャラリー(宮下通十一、蔵囲夢コレクション館内)で始まる。

 東海大学で教鞭をとりながら、道内外のほか、海外でも個展やグループ展を開催し、韓国のアーティストたちとも交流展などを通じて積極的に関わっている。

 昨春、東海大学を退職、旭川と出身地の長野のアトリエを拠点に創作活動を続けている。

 道文化奨励賞の受賞を祝い、旭川デザイン協議会の仲間たちが企画した今展には、版画十五点、レリーフ四点と五点のインスタレーションを出展する。

 「きれいな空間になりました。ぜひ、足を運んでください」と荒井さん。大学を辞してから一年半、エコロジーの発想に基づく、素材を活かした作品が国内外で高く評価されている新作群が見ものだ。

 今日七日午後六時からは、オープニングパーティーが開かれる。参加無料。問い合わせは、旭川デザイン協議会(TEL23―3000)へ。