買物公園に学生たちの溜り場を提供しようと、市総合政策部まちづくり推進課が十月に開設した「まちこみゅ」(四条買物公園、まちなか交流館二階)が、オリジナル手提げ紙袋を製作し、来場した希望者に配っている。

 開設二カ月目に入り、一日の利用者数も少しづつ伸びてはいるが、まだまだ宣伝が必要ということで、来場者に紙袋を配って、学生には通学に、主婦には買物袋として使ってもらい、「まちこみゅ」の名前をアピールするのが狙い。

 「なぜ紙袋?」という質問に「まちこみゅのキャラクター『模造紙道(もぞうかみみち)さん』にちなんで企画しました。安価で集客の効果を出せると予測したんですが」とまちづくり推進課の内田和博さん(41)。

 デザイナー・イラストレーターの小川健一さんを中心に、使用する学生の意見も取り入れようと、常連の女子高生二人と教育大生三人を交えてデザインを決めた。

 今年のトレンドカラーの紫を使用したオシャレな仕上がり。模造さんが散りばめられ、袋の底、マチ、内側にもデザインが施されている。

 開館時間は午前十時から午後八時まで。年末年始は休み。まちこみゅではカメラを使ってネットに中継もしている。動画配信「ユーストリーム」のアドレスは( http://www.ustream.tv/channel/machicommu?lang=ja_JP )。