来年の開催が危ぶまれる「大雪さんろくまつり」の存続を願って、まつりの実行委員や関係者らが十七日、西川将人旭川市長に要望書を提出した。

 さんろくまつりの運営費はビール券やラーメン券などの飲食チケットの売上と企業からの協賛金で賄われている。近年のチケット販売の低迷や販売する実行委員への負担が大きすぎることから、来年からはチケット販売の中止が決まり、財源が大きく減少する事態となった。

 要望書では解決策として、さんろくまつりを市主催の旭川夏まつりに一本化するよう提案している。奈良岡晴美実行委員長は「観光客も大勢やって来るまつりです。次世代につなぐためにもぜひ存続させたい」と強く要望。西川市長は「市民が楽しみにしている祭り。商工会議所や観光協会、観光社交組合など皆で腹を割って話し合いをしたい」と述べた。