子どもたちにスーパーマーケットの仕事を体験してもらおうという「冬休みおしごとキッズ」が十三日、コープさっぽろツインハープ店(旭神三ノ五)で開かれた。

 旭川市内を中心に遠くは稚内市や愛別町から、抽選で選ばれた小学三年生から六年生までの二十一人が参加。子どもたちはまず、「おはようございます」「おまたせいたしました」「ありがとうございました」と大きな声で挨拶の練習。その後、八百屋さん・お肉屋さん・魚屋さん・お惣菜屋さんの四つのコースに分かれ、商品を店頭に並べる前のバックヤードの仕事を体験した。

 八百屋さんコースを選んだ子どもは六人。農産担当チーフの園田隆さん(43)の指示で、イチゴのパックをテープで止めたり、伊予柑やキュウリを袋詰めして価格シールを貼ったりする作業に取り組んだ。それらの商品を売り場に並べていると、来店した主婦らから「あら、可愛い」という声も。

 ミカンを並べていた渡部由羅さん(12)は「一度、こんな仕事をやってみたかったので楽しい」と緊張しながらも懸命に手を動かしていた。高平依利さん(12)も「友達に誘われてきました。時々、お母さんと一緒に買物に来ます」と楽しそうに伊予柑の価格シール貼りに精を出していた。

 午後二時から約三時間、自分たちが手掛けた商品や、コープ店内で使用できる三百円相当の商品券をお土産にもらい、お仕事体験を終えた。