秀岳荘旭川店(忠和五ノ四)は一月、付設の屋内クライミング・ウオールをリニューアルした=写真。暖房が付いたほか、床マットが厚くなり安全性が向上した。

 ウオールの高さは約四メートルで、最大一三五度のオーバーハングがある。地元のクライミング愛好家たち三人が中心となって、仕事の傍ら半年間かけて、ほとんど手作りで仕上げた。旧施設で鍛えたクライマーたちが、コース設定によって初心者から上級者まで楽しめるよう、多くの工夫を施した設計になっている。

 旭川は神居古潭などクライミングに適した場所があるほか、クライマーに人気のある各地の岩場にアクセスが良く、クライミングを楽しむのに向いた道内屈指の土地柄だ。同店店長の奥野充典さん(41)はクライミングについて「筋力のない子どもや女性の方が早く上達するのは珍しくない。五十歳から始める人もいて、年齢性別を問わないスポーツ」と話している。

 道具は、クライミング専用のシューズと滑り止めのチョークがあると良い。指導を希望する人には、土曜日の午後七時から奥野店長によるレッスン(申し込み制、千円)もある。

 利用料は一日五百円で、昼食時などは途中外出も出来る。誰でも利用出来るが、子どもは保護者の同伴が必要。営業時間は午前十時~午後七時で、月曜休み。問い合わせは秀岳荘旭川店(TEL61―1930)へ。