盲導犬育成の募金活動を続けている、おじさんバンド「V・GOLD」が冬まつり期間中の十一日、フードテラス(五ノ七)内のフリースペースでチャリティーライブをおこなった。

 V・GOLDはベンチャーズの曲を専門に演奏するグループで、〇三年(平成十五年)から買物公園や大型スーパーなどで年四回の定期演奏会をおこなってきた。これまで十四回のライブの募金活動で、盲導犬協会に百五十万円を寄付している。メンバーは小城公明さん(64)、佐々木正行さん(63)、高野正夫さん(60)、中野雅州さん(60)の四人。

 青空が広がったこの日は、買物公園の人通りも多く、フードテラスにテナントとして入っている釜蔵のオーナー・田澤尚英社長が甘酒を通行人に配りながら、熱心にライブをPRした。百人近い聴衆を前に、約一時間にわたり「ダイヤモンドヘッド」など二十四曲を演奏。盛んな拍手を浴びていた。

 盲導犬のサスケとネネも来場し、メンバーが盲導犬育成の募金を呼び掛けたところ、十万二千八百五十八円の献金が寄せられた。小城さんは「中には一万円札や千円札、それに中国の硬貨もあった。皆さんの厚意に感謝したい。これからも募金活動を続けていきます」と話していた。