旭川北高(釣晴彦校長)は二十三日、一年生を対象にした心肺蘇生法講習会を同校体育館で開いた。

六クラス二百三十八人が参加。日本赤十字社の旭川パトロール赤十字奉仕団から八人の講師を招き、自動体外式除細動器(AED)の使い方など、正しい心肺蘇生法を学んだ。同高では初めての試み。

 二クラスずつに分かれ、二時間にわたって救急救命についての説明と、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与えて心臓の働きを戻すことを試みる医療機器「AED」の操作法を学んだ。

 講師から「心臓が止まって早い時期に救命処置をすることが大事です」などと説明を受けた生徒は、人形を使って人工呼吸と、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方法を学び、AEDを初体験した。

 受講した一年生の青山康一さん(16)は「初めてAEDをやってみました。実際に起こった時には、この経験を生かして役立てたいと思います」と話していた。