三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)は三浦綾子の代表的作品『氷点』について、同館の特別研究員・森下辰衛さんが講師となって解説する連続講座をおこなっています。

 毎月第三木曜日午後二時から(約一時間)の開催で、会場は同館二階図書コーナーです。テーマは、五月十九日=冒頭から読む〈原罪〉の森の文学、六月十六日=「汝の敵を愛せよ」と啓造の苦悶、七月二十一日=佐石土雄とルリ子の物語―三浦文学の原風景です。会費は無料ですが、入館料(大人五百円、大学・高校生三百円、小・中学生百円)が必要です。

 また、六月八日(水)まで特別展「蘭繁之~豆本とコレクション~」を二階第四展示室で開催中です。豆本は『啄木歌抄』(石川啄木著)、『悲しき父と悲しき母の物語』(棟方志功著)ほか。コレクションは竹久夢二著の『青い小径』『宵待ち草』です。観覧料は無料ですが、入館料が必要です。

 問い合わせは、同館(℡69―2626)まで。