オホーツク管内遠軽町に「北海道家庭学校」をつくった留岡幸助の一生を描いた映画『大地の誌―留岡幸助物語』(山田火砂子監督)がディノスシネマズ旭川(大雪通五)で二十日まで上映中だ。

 留岡は岡山県に生まれ、青年期にキリスト教に入信。その後牧師となり、明治二十四年、空知集治監(しゅうじかん)(刑務所の前身)の教誨師(きょうかいし)となり、受刑者の精神的救済と更生に尽力した。そこでの経験から、幼い頃の家庭教育の大切さに気付き、アメリカ留学を経て「家庭学校」を創設し、日本の児童福祉の先駆者となった。留岡役を村上弘明、その妻・夏子を工藤夕貴が演じている。

 こども冨貴堂(七条買物公園通、℡25―3169)では協賛チケットを千円で販売している(枚数に限り有・新町おやじの会協賛)。当日券千八百円。