印刷会社のあいわプリント(三ノ四)は十八日、絵はがきセット「旭川街角スケッチ」の第二、三弾を発売した。

 はがきには旭川市内の趣きある建物や小路が描かれている。絵は市内の愛好団体「スケッチ研究会」のメンバーが描いた。

 ともに八枚セットとなっている。第二弾に描かれている建物は、高砂酒造、日本醤油工業、西倉倉庫(以上中村忠雄画)、上川倉庫、館脇倉庫、明治屋本店、旧高橋歯科医院(菱谷良一)、旧吉田屋菓子店(米沢靖子)。

 また第三弾には、タカラ市場、自由軒(菱谷良一)、珈琲亭ちろる、仏蘭西亭、銀座商店街(米沢靖子)、二条六丁目小路(中野美枝子)、五・七小路ふらりーと(前川明子)、五・八夢路小路(林弘子)が描かれている。十六作品すべて、このシリーズのために描かれた。

 渡辺辰美社長は「はがきという媒体に旭川の風景を残すこのシリーズを、今後もぜひ継続して行きたい。版画やスケッチ以外に、写真を使うことも構想している」と話している。

 各六百円。菱谷良一さんの版画によるシリーズ第一弾も併せて販売中だ。冨貴堂各店、まちなか交流館(四条買物公園)で取り扱っている。各店の百セットは初回限定版で、先月無料配布して好評を博した昭和二十八年当時の旭川市街地図を付録として付けている。

 問い合わせはあいわプリント(TEL26―2388)へ。