男山(山﨑與吉社長)が二〇一一年のモンドセレクション(ベルギー)で金賞を受賞し、海外の酒類コンクールで三十五年連続の金賞受賞を達成した。

 同社が海外コンクールに初出品したのは一九七七年(昭和五十二年)。日本酒離れが進み始めた時代で、同社の商圏である道北での日本酒需要も細りつつあった。男山の知名度を上げ、札幌や東京での販路を拡大しようと始めたのが海外コンクールへの出品だった。

 以来、三十五年連続で金賞を受賞したことについて、山﨑社長は「海外出品の先駆けのメーカーとして出品し続けてきた。しっかりとした酒造りが評価されていると感じている」と笑顔で話していた。

 受賞した酒「純米大吟醸」は八月上旬から全国で発売される。