歌人・石川啄木の魅力や旭川との関わりをトークショーと講演会の形式で語る「啄木とあさひかわ」が九日、ロワジールホテル旭川で開かれた。旭川に啄木の歌碑と銅像を建てようとつくられた「旭川に石川啄木の歌碑を建てる会」(相川正志会長)の主催。二百人を超える市民が集まった。

 講師は旭川出身で、石川啄木研究の第一人者、元群馬大学教授の近藤典彦さんと、近藤さんと旭川東高で同級生のラジオパーソナリティー、奥山コーシンさん。FMりべーるのマダム・ケロコさんが司会を務めた=写真。

 明治四十一年、啄木は釧路に向かう途中、旭川に一泊し、四首の短歌を残している。それらの作品を中心に、コーシンさんとケロコさんの絶妙な掛け合いや同級生同士ならではの近藤さんとコーシンさんの語りで、笑いが溢れる集いになった。