箏(こと)の指導者だった杉野雅詩さんの十三回忌を追善する演奏会「和魂洋才の響き」が七月二十四日、市民文化会館小ホールで開かれた。生田流正派邦楽会・静調会同人の波岸雅修さんの主催。

 前半では、箏を中心に和楽器の伝統的な曲目を演奏。後半はピアノやフルート、コントラバスなど洋楽器と箏のコラボレーションを披露した。「涙そうそう」「千の風になって」など耳に馴染みのある楽曲も演奏された。

 会場には三曲(箏、尺八、三味線)の愛好者など大勢が訪れ、伝統的な旋律、また斬新な洋楽器とのコラボに聞き入っていた。