飲食店の経営者らによる「魚鳥類供養祭」が二十日、常磐公園内の魚鳥記念碑前で行われた。

 今年で六十一回目を迎えた供養祭は、道料理飲食業生活衛生同業組合旭川支部(伴野忠孝支部長)の主催で、市内の飲食業経営者ら約四十人が参加。住職による読経に続き、参列者が次々と焼香し供養の祈りを捧げた。

 伴野支部長は「人が生かされる源でもある魚鳥類、雨土の恵たる野菜も全て天地がもたらす尊い命です。それらに感謝し、その思いを永続させるよう後の世代に繋いでゆきたい」と挨拶した。

 閉会後、命を繋ぐという気持ちを込め、参列者全員で鯉の稚魚を公園内の千鳥ヶ池に放流した。