市民から愛される新しい名物ご当地グルメを目指し「旭川しょうゆ焼きそばの会」(金田道従会長)が十三日、旭川グランドホテルで設立発表会を開いた。

 旭川しょうゆ焼きそばは、昨年開催された旭川開村百二十周年記念の「北の恵み食べマルシェ」で試験的に販売して高い評判を得て商品化のリクエストが高まったメニューで、マルシェ後も改良を重ねながら市民イベントなどにも出店してきた。

 同会が定義する旭川しょうゆ焼きそばには、掟として三カ条が掲げられている。①旭川産米粉と道産小麦を配合した麺を使用する、②味付けに旭川産のしょうゆダレを使う、③旭川及び上川産の食材を一品以上、具材として使う、の三点。

 会には市内の食に関連する企業二十一社が参加。今後、会員の増強や家庭向け商品の開発、駅弁販売などを目指して活動する。また、十九日まで開催していた食べマルシェに出店した七店舗でも、それぞれオリジナルのしょうゆ焼きそばを販売した。

 発表会で金田会長は「米、麺、商品と一次産業から三次産業まで、多くと関わり、日本中に名を轟かす名物に育て上げたい」と話した。会場では試食用のしょうゆ焼きそばが配られ、米粉麺ならではの「モチモチ」した食感としょうゆ味の香ばしさを味わった。

 最後は市内で活動するシンガーソングライターの高橋真樹さんが自作の「旭川しょうゆ焼きそばの歌」を披露し会場を沸かせた。