身近な生活記録や思い出などを文章にして発表しあう「ふだん記(ぎ)」の旭川グループが二日、大成市民センターで「逢う日・話す日」と銘打った集いを開き、約三十人が出席して懇親を深めた。

 「旭川のふだんぎ」を発行している旭川グループの発足は一九八〇年(昭和五十五年)。十一人の文友(会員)で四十四㌻の創刊号を発行したのが始ま りだった。これまでに五十四号(今年七月発行)を刊行している。現在は道内外に二百八十人の文友がいて、毎号百五十人前後が執筆している。

 軽食を味わいながらの集いでは、参加者一人ずつにマイクを回してスピーチが行われた。文友たちは、自分とふだん記との関わり、ふだん記の活動から学んだこと、また亡くなった文友の思い出などを語った。会の後半では参加者全員で合唱するなどして楽しんだ。

 同会の代表窓口を務める岡田勝美さんは、「文章を書くのはなかなか続かないものですが、こうして仲間同士で顔をあわせることによって励まされ、書 くことへの気力が生まれるものです。今回もそんな様子が見受けられて嬉しく思いました。今回は女性の文友数人に会場設営のお世話をしていただきましたが、 大変細かい心配りで久し振りの集いを大いに盛り上げて下さいました」と集いを振り返っていた。