市内で活動している大正琴サークル「琴美会」(石田文子代表)が二十九日(土)と三十日(日)に京都府城陽市で開かれる「第二十六回国民文化祭・京都2011」の「大正琴の祭典」に出場する事が決まり二十二日、神居住民センターで最終リハーサルを行った。

 琴美会は一九九四年(平成六年)に結成され、五十代から六十代の主婦を中心に、会員は約五十人。

 この日は京都に出発前の最後のリハーサルで、出場メンバー十八人が石田文子代表(54)に「ソプラノはもっと力強く」「ソーラン節は笑顔で」などの指導を受けながら力強く演奏した。

 「大正琴の祭典」には京都府と近隣府県から二十四団体、全国から二十六団体の計五十団体が出場する。昨年九月に応募し、道からの推薦を受けて出場が決まった。本番では、オリジナル楽曲「行け行け琴美会」と「船頭小唄~ソーラン節メドレー」の二曲を演奏する。

 代表の石田さんは「琴美会は多くの大正琴の団体と違い流派を持たない団体なので、これまで全国規模のイベントに参加することがなかった。バイオリンの弓を使った演奏法が琴美会の特徴の一つ。全国でも稀なので、優雅な音色を聞かせたい」と笑顔で話した。