鷹栖高校(上原主美校長、生徒数百十七人)は十月二十一日、体験入学を実施した。近隣の九つの中学校から生徒と保護者あわせて百三人が参加し、校舎内を見学したほか、授業を体験するなどした。

 生徒会長の植田将さん(二年)が歓迎の言葉を述べ、続いて生徒会の役員が年間行事を紹介。入学式、高体連壮行会、宿泊研修、学校祭、見学旅行、競技大会など同校の行事について、スライドを使って説明した。

部活動も見学した。八つの部がそれぞれの活動について紹介。その一つのボランティア部は、外部講師を招いての手話の勉強会を毎月開いていることなどを説明した。

 また、事前の希望に基づいて、五教科の高校の授業を体験した。理科の「マイナス百℃の世界」、商業の「コンビニ経営」、家庭科の調理実習などの授業を受けて、参加した中学生は高校入学への思いを膨らませていた。

 体験入学の終了後、辻一郎教頭は「鷹栖高は各学年一クラスずつ、教職員は十人余りの最小規模の道立高校だが、それゆえに生徒に目の行き届いたきめ 細かい指導が出来る。その長所について、中学生や保護者にはもちろん、引率した中学校の先生方にも分かって頂けたものと思う」と話していた。