市民団体「旭山を活かす街づくり市民の会」(二川チエ子会長)が二日、市役所を訪れ、「一円玉募金」などで集めた十万円を寄付した。

 同会は〇七年(平成十九年)に発足。東旭川在住の市民有志を中心に約百人の会員がいる。会員の中には、旭山動物園が開業した一九六七年(昭和四十 二年)以前から地域活性化のために活動している人もいる。一円玉募金は地域に呼びかけて地道に集めており、平成二十年と二十二年にも同額を寄付している。

 当日は二川会長のほか十人ほどの会員が市役所を訪れた。市側は西川将人市長、佐々木恵一経済観光部長、坂東元旭山動物園長などが対応した。西川市長に募金を手渡した二川会長は「今後もふるさとである旭山のために尽力します」と話した。

 会員から東旭川産の新米でつくったおにぎりや旭山の笹で包んだ笹寿司が差し入れられ、市長と一緒に味わいながらの懇談となった。