北陸銀行奨学助成財団(富山市)はこのほど常盤中学校(十ノ十一、白髭雅彦校長、生徒数七十八人)に和太鼓七台(約三十万円相当)を寄贈した。十一月二十九日に同校で寄贈式があり、生徒による太鼓のたたき初めが行われた。

 ほくほくフィナンシャルグループ系の同財団では、富山県、石川県、福井県および北海道における学校教育の発展と向上を図るために、同地域の中学校・高校に備品などを寄贈する事業を行っている。

 今年は北陸銀行旭川支店が十二銀行旭川支店として開店してから百年にあたる。常盤中と同銀行の社宅が近所にある縁もあって、地域に恩返しをしようと今回の寄贈となった。

 同校の生徒は毎年九月の学校祭で、和太鼓、よさこい、ヒップホップのいずれかに参加する。生徒会長の高橋諒さん(二年)は「今年の学校祭では、地 域の高齢者の方々を招き、ズンドコ節を和太鼓で演奏しました。これまでは借り物の太鼓でしたが、これからは常盤中の太鼓として演奏できます」と感謝の言葉 を述べていた。