多くの企業が仕事始めとなった五日、市内流通団地のキョクイチ(流通団地一ノ二)と一印旭川魚卸売市場(流通団地一ノ三)、丸果旭川青果卸売市場(流通団地一ノ三)の三市場で初セリが行われた。

 今年で創業百十四年目を迎える一印旭川魚卸売市場では、初セリの前に神前で市場関係者と西川将人旭川市長をはじめ衆議、道議、市議らが出席し、開 場式が行われた。大廣泰久社長は「絆、繋がりを強め、新しい価値創造を目指す一年にしたい。そして地域に役立つ企業でありたい」と挨拶した。

 初セリでは、餅や酒などの縁起物を付けた「祝いかぎ」が用意され、威勢の良い掛け声とともにセリが始まった。ハマチやカンパチ、タコ、ツブなど十五種がセットされた「一番かぎ」は、市内の今津鮮魚店が十八万円で競り落とした。