東川町にある森「森の小径ファーム」の手入れ作業で出る間伐材を利用した雑貨ブランド「森ノ郵便局」の商品が、二月五日(日)まで、ギャラリープルプル(七条買物公園・こども冨貴堂隣)で展示販売されている。

 森ノ郵便局は、市内で漆作家として活躍するhalico(はりこ)の堀内亜理子さん(35)=写真=が手掛けるブランドで、活動から一年が経つ。ブランド名は、森のことをカタチにのせて人に届けるという思いが込められている。

 森の利用相談、間伐体験など、森を通したまちづくりを提案する「NPO法人もりねっと北海道」が、木が腐りにくく、割れやねじれが少ないといわれ る「真冬の新月の日」に伐った間伐材を森の中で半年乾燥させ、さらに東鷹栖の斉藤工業所で製材し、のべ約一年半から二年かけて天然乾燥させた板を旭川工芸 センターで加工して作っている。

 「旭川や近郊の森の手入れで生まれた木を利用し、製品を作り、売り上げの一部をもりねっと北海道の活動に役立てるという循環が生まれています。こ の活動を始めるきっかけとなったのは間伐体験。伐り立ての木は水分を含んで重く、生きているものを扱っているなという実感が初めて湧いてきた貴重な出来事 でした」と堀内さん。

 はかり売り定規(一㌢五十円)、ストラップ(五百二十五円)、オーナメント(八百四十円)、ブローチ(千円)の四種類の製品が販売されている=写真。

 間伐材を利用した商品開発やノベルティーの企画相談も行う。

 問い合わせは(TEL33―0015)、メール(ariko-hkmail.plala.or.jp)へ。