一九〇二年(明治三十五年)一月二十五日に日本観測史上最低気温のマイナス四十一℃を記録した旭川。その一月二十五日を「あったか旭川まんの日」 と定め、市内の飲食店やホテルなど七施設が西武旭川店(一条買物公園)に特設テントを設営して、各店オリジナルの中華まんの販売会を開いた。

 出店したのはプリコ、壺屋総本店、グランドホテル、ロワジールホテル、ターミナルホテル、大雪地ビール、旭川農業高校の七店。チーズ入りキーマカレーや笹豚まん、生ラムジンギスカンなど各社多彩な品揃えで計約千個を用意した。

 この日の気温は午前十一時頃にマイナス七℃と極寒のイメージではなかったが、会場テント周辺はビル風がビュービュー吹く状態で体感温度もかなり低 かった。開始前にレタスが凍りついたり、蒸し器のガスが風で消えたりとトラブルにも見舞われたが、開始時刻の午前十一時には一斉に販売が開始され、多くの 買物客が集まった。

 旭川まん推進会議の議長でプリコの田澤尚英社長は「開始早々からたくさんのお客様に来てもらい大変嬉しい。旭川冬まつりにも出店しますので、大勢の来客をお待ちします」と話した。