雪が見せる幻のような都市の一瞬を、一枚の写真に――。山本顕史(あきひと)さんの写真展「ユ キ オ ト」が東川町文化ギャラリー(東川町東町一)で開催中だ=写真。

 山本さんは昨年七月に東川町国際写真フェスティバルの催しの一つとして開催された、第一回リコーポートフォリオオーディションで五十九人の中からグランプリに選ばれた札幌在住の写真家。

 何気なく都市にあふれては消えてゆく、雪が見せる一瞬をとらえた写真からは「しんしん」「こんこん」と耳では聴こえない擬音を感じさせてくれるようだ。

 「北海道在住の人だからこそ感じられる、今の時期ならではの美意識を感じて欲しい」と竹部修司館長(50)は話す。

 十四日(火)まで。入館料は同町民は百円、町外の人は二百円。開館時間は午前十時から午後五時半まで(最終日のみ午後三時まで)。問い合わせは同ギャラリー(℡82―4700)へ。