立春の日の四日(土)早朝、男山(永山二ノ七)から生酒「男山 立春朝搾り」が出荷された。

 日本名門酒商会に加盟する道内の酒屋や酒問屋から六十六人が参加し、搾ったばかりの生酒の入った瓶にラベルを貼るなどの作業を行なった。

 作業後、箱詰めされた酒に、永山神社神主による健康や商売繁盛を願うお祓いが行なわれ=写真、店主らは搾りたての生酒を車に積み込み、自店などへ向かった。この日は全部で五千五百本を出荷した。

 立春の日は節分で邪気を祓った翌日。新たな気持ちで春を迎えるおめでたい日で、その祝い酒として日本名酒商会に加盟する三十八の蔵元が十五年前から行なっている。道内では男山が唯一の参加だ。

 札幌の百貨店のスタッフ、横内知希さん(30)は「出荷までの工程に関われるのは売り手としては貴重な体験でした。これから店に向かいます。お客様にぜひ搾りたてを味わって欲しいですね」と話した。

 「男山 立春朝搾り」は七百二十㍉㍑千五百七十五円で販売している。問い合わせは男山(℡48―3777)へ。