中国からの留学生と交流しながら、水ギョウザなど中国の家庭料理の作り方を学ぶ講習会が一月二十九日、ときわ市民ホールで開かれた。旭川日中友好協会(淀川徳会長)の主催。

 日本では焼きギョウザが一般的だが、中国では水ギョウザで食べることが多く、特に北京など北の地域でその傾向が強い。この日は留学生が講師役を務め、水ギョウザのほか、野菜の和え物、若鶏の手羽先コーラ焼きの作り方を伝授した。

 子ども四人を含む市民十人のほか、中国からの留学生が九人、協会の関係者らが参加した。参加者たちはギョウザを包んだり生地をこねたりしながら、 日中の文化の違いなどについて会話に花を咲かせた。二時間半ほどかけて全ての調理を終えた後、厚い皮の旨みが特徴的な水ギョウザを味わった。

 講師役の中心を務めた道教育大旭川校大学院生のヤン・インさんは「日本の人たちに料理を教えるのは今回が初めての経験で、とても嬉しく思いました」と感想を話していた。

子どもにギョウザの包み方を教える中国人留学生のチョウ・コウエンさん