旭川冬まつりの会場で十日深夜、陸上自衛隊による大雪像の補修作業が行われた。

補修作業は来場客がいるうちは出来ないため、午後十時頃から開始して、深夜十二時頃まで行った。総勢二百二十人の自衛隊員が出動し、大雪像やステージに積もった雪の除去、隙間の補修などにあたった。壁面の装飾の補修は足場を組んで丁寧に行った。

陸上自衛隊第二特科連隊広報室長の羽場治さんは「冬まつりが始まる直前に寒気が緩んだが、雪像への影響は思ったほどなく、あまり傷みませんでした。ただ雪が多く降ったので、除雪が大変でした」と作業を振り返った。

市観光課職員は自衛隊による補修作業について、「ご協力によって雪像の状態が最善に保たれました。見えないところでのこうした貢献を市民の皆さんにもっと知ってもらえたら」と話していた。