旭川の橋をテーマにした企画展「ふるさとの橋物語」が旭川兵村記念館(東旭川南一ノ六)で開かれている。

 今年は旭橋が誕生して八十年の年だが、現在の旭橋は二代目で、前身である鷹栖橋から数えると百二十年にあたる。会場には、この鷹栖橋の写真をはじめ、旭川で最も早く出来た美瑛橋(両神橋の前身)と忠別橋の写真などを展示している。

 また、現在ロータリーがある場所にはかつて牛朱別川が流れていて、川には常盤橋という橋がかかっていたが、そうした歴史も写真で理解できる内容となっている。

 上田良博館長は「旭橋に絞った展示はこれまでにもあったが、『旭川の橋』というテーマで企画されたものはおそらく初めてだろう。なかなか目にすることの出来ない写真も多いので、この機会を逃さずにぜひ見に来ていただきたい」と話している。

 十月十五日まで。午前九時~午後四時半。火曜休館。問い合わせは同館(TEL36―2323)へ。

20日、語る集い

北島浤さん、豊田実大さんが講演

 旭川の橋をテーマに語る集いが二十日(日)午後一時半から、同館で行われる。旭川兵村記念館友の会(芦原高穂会長)の主催。

 講師を務めるのは、北島浤さん(東海大学名誉教授)と豊田実大さん(元旭川東高教諭)。二人とも、かつてあさひかわ新聞紙上に橋に関するコラムを連載したことがある。

 北島さんは、花咲大橋や大正橋などの景観設計を手掛けた。当日は「新橋のデザインと建設中のかくれた話」をテーマに講演する。豊田さんは「東旭川の川と橋」の演題で、スライドの上映とともに話す。

 また、東旭川在住の人を語り手に迎え、御成橋や難波田橋などの思い出を聞く時間ももうける。講演終了後には、参加者全員での意見交換会も予定している。午後四時半ごろ終了する。

 聴講無料。誰でも参加できる。問い合わせは同館へ。