旭川に公立の「ものづくり大学」を開設しようと活動する市民の会(長原實会長)が六月四日(月)午後六時から、市民活動交流センター・CoCoDe(市内宮前東)で、二〇一二年度の総会に併せて記念講演会とシンポジウムを開きます。

 市民の会は、東海大学旭川キャンパスの閉鎖発表を機に、若者の流出とまちの衰退加速に危機感を抱いた市内の経営者らを中心に昨年、結成されました。現在、個人会員二千人、法人会員二百社が、公立の大学の開設を目指して活動を続けています。

 総会に続いて開かれる講演会の講師は、日本政策金融公庫旭川支店の国民生活事業統括、杉村樹可さん。「旭川はこれからも繁栄できるか?~ヨソ者から見た公立『ものづくり大学』の可能性~」と題して話します。

 さらに、杉村さんと市民の会の長原實会長(カンディハウス会長)が「なぜいま旭川に公立ものづくり大学が必要か」と題して対談します。北海道新聞旭川支社の田邊靖報道部長がコーディネーターを務めます。

 入場無料。「ものづくり」や「まちづくり」に関心がある人なら、誰でも参加できます。問い合わせは、市民の会事務局(TEL56―2319)へ。