柳家はん治と柳家三之助の二人会が七月十三日(金)午後六時半から、高砂酒造(宮下通十七)の参號蔵ホールで開かれます。

 絵本作家のあべ弘士さんとその友人・知人たちでつくる「あべ商店」の主催。はん治ファンのあべさんが、旭川ではん治の噺を聞きたいと思い立ち、毎年この時季に企画していて、六回目の開催です。今年は、初めて弟弟子の三之助との二人会になります。

 はん治は、一九五四年(昭和二十九年)、東京都八王子市出身。七七年(昭和五十二年)、柳家小三治に入門。前座名「小はぜ」。九三年(平成五年)、真打に昇進。〇五年(平成十七年)、文化庁芸術祭新人賞受賞。

 三之助は、一九七三年(昭和四十八年)千葉県銚子市出身。九五年(平成七年)、柳家小三治の九番目の弟子として入門。 前座名「小ざる」。一〇年(平成二十二年)、真打昇進。インターネットを駆使した落語の可能性を追求中。

 小三治の弟子らしく、ともに古典も新作もこなす実力派。親子ほども歳が違う二人が、どんな高座を見せてくれるか楽しみです。

 木戸銭は、いつものように紅白のお餅が付いて二千円。チケットは、独酌三四郎(二ノ五)、こども冨貴堂(七条買物公園)、あさひかわ新聞(八ノ六)にあります。問い合わせは、西岡さん(090―2055―2935)へ。