う・ら・らクラシックバレエ研究所(二ノ十)は二十三日(土)午後三時から、「勉強会」と題して第一回目の発表会を市民文化会館小ホールで開く。

 同スタジオは昨年三月にオープンした。講師は、バレエ指導歴二十年の髙橋路子さん(43)。バレエの技術だけでなく、子どもと親の気持ちに寄り添う指導をモットーに教えている。旭川のほか、名寄にも教室がある。

 髙橋さんは、第一回目の発表会を「勉強会」と位置づけた理由について、「旭川教室の開設から一年が経ったばかりですから、まだ発表会は早いと思っていました。でも、バレエを始めたばかりの子たちにも目標を作ってあげたいと思い、『勉強会』として開催することにしました」と話す。

 プログラムには、ユニークな趣向も盛り込んだ。中学生など上級生が発表する時には、彼女たちが小さかった頃にバレエを踊る様子を動画で上映する。まだ小さい子どもたちに向けて、一生懸命練習すればこんな風に上手になれると伝えるのが目的だ。保護者にとっても、我が子の将来のイメージを描く手がかりになる。

 また、舞台上にスタジオのバーを設置し、練習風景を一つの作品に仕上げたプログラムも上演する。仕事を持つ親など、普段子どもの練習を見られない保護者の視点に立ったアイデアだ。

 勉強会への出演という目標を得た子どもたちは緊張感を持って練習に臨み、想像以上の成長を見せているという。髙橋さんは「一年目の発表会には見えないと思います。バレエに興味のある人、子どもにバレエを習わせようかと考えている親御さんにも、ぜひ観賞していただきたい」と話している。

 「勉強会」には、三歳児から大人の生徒までが出演する。入場無料。問い合わせはう・ら・らクラシックバレエ研究所(TEL26―1822)へ。