初夏の暖かい日差しの下、今年も比布町では二十四日(日)からイチゴ狩りがはじまり、町内の八農園で楽しむことができる。

 今年は四・五月と例年に増して寒い日が続いた影響で生育に遅れが出ているが、今月末にはおいしいイチゴが熟しそうだ。甘味のある「宝文(ほうこう)」と後味にさわやかな酸味のある「けんたろう」の二つの品種を楽しむことができ、宝文は比較的生育が早いという。イチゴがほどよく冷えて食感が楽しめる午前中のイチゴ狩りがオススメとのことだ。

 比布苺狩り連絡会副会長の佐藤孝行さん(64)は「露地栽培のイチゴ畑に入り、自分で摘んで食べる楽しさは格別です。それぞれの農家が食べごろのイチゴや獲り方を教えてくれるのも魅力です」と笑顔で話す。

 営業時間は午前八時から午後六時。雨天でもビニールハウス内でのイチゴ狩りが楽しめる農園もあるが、長靴の持参を薦めている。今年は特に生育状況に遅れが出ているので、それぞれの農家へ問い合わせて欲しいとのこと。

 比布町では遊湯ぴっぷの入浴券とグリーンパークぴっぷのパークゴルフ一日券をセット(七百円)で販売している。午前はイチゴ狩り、午後はパークゴルフ、夜には遊湯ぴっぷへどうぞ――。

 問い合わせは比布町役場産業振興課(TEL85―2111)まで。